年下彼氏。


『植山さーん、はやく戻っといでー』


「え」



幸せなあたしたちを邪魔する、いきなりの放送。


先生と友達の呼び出し。


迷子になった、って心配されてたりして…。


「またな、後で」


「うんっ」


あたしは大箸くんに手をふって、席に戻る。


大箸くんも、手をふってくれていた。


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