年下彼氏。


「ほら、つったってんなら応援いけ」


あんなこと言った、彼女がムカつく。


でも、何も言えない自分のほうがムカつく。


自分を責めるのは、なんだか苦しかった。


声がでない。


「がんばれ!」


友達の声にまぎれて、声をだす。




そんな応援をした試合は、勝ち。


これが、最後の試合。


緊張の順位発表だけになった。


団体戦。勝ち数で決まる順位。



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