年下彼氏。


「…離して」


振り放そうとしても、逆に強く掴まれる。


やっぱり男子、力が強い…。


腕の痛みで、顔をゆがめる。


『次は〜』


終わった…?


やっと聞こえた会場アナウンス。


助けを求めて、中に入ろうとドアを押す。


でも、手が離れない。


ぐいっと引っ張られてて、動けない。


誰でもいい…助けて。


お願いだから…。


触られるのも嫌…。


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