年下彼氏。


「そろそろだろ? 緊張ほぐしてやろうかな、って」


そういえば…。


だーれだ、で緊張はとんでいった。


ついでに頭痛も。


緊張より興奮が勝ったのかな…。


「ソロなんだろ? 思いっきり歌ってこい。

ちゃんと見てるから、植山のこと」


会場アナウンスが流れて、友達が外にでてきた。


合唱の準備……。


「いってらっしゃい」


頭を優しくなでてから、会場の中に戻っていく大箸くん。


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