年下彼氏。


甘いアイスとクリームに混じって、

隠された酸っぱさ。


「イチゴは恋の味…。遥も味わった?」


イチゴを見つめたお姉ちゃん。


あたしも知らない恋を、たくさんしてきたんだろうな…。


「…遠いし、ね」


「電車で1、2時間だっけ? よく来たね、遥なんかの為に」


わしわしと大箸くんの頭を掻き回す。


なんとなく嫌そうなのに楽しそうな大箸くん。


おもしろい。


< 168 / 182 >

この作品をシェア

pagetop