年下彼氏。


顔が、爆発したみたいに赤くなる。


会いたいって…思ってくれた?


彼も、あたしに…会いたいって。


「でも、連絡取れるだろ?

だから…泣くな。離れたくなくなる」


至近距離の甘い言葉は、あたしの体を震えさせる。


耳も、脳も、体も…もう、限界。


がくっ、と膝が折れそうになったのを、必死でこらえた。


「うん…っ」


涙目で頷いて、彼の背中に手をまわした。


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