永遠の愛~日記から伝わる思い~
大好きな海翔へ。

こんな遺書?みたいなの書きたくなかったけど、私の思いちゃんと伝えたかったし、もしも死んじゃった時に海翔が悲しむなら、少しでもその悲しみを取り除いてあげられたらって思って書きました。
ねぇ、海翔?
私は、海翔が病院に来てくれた時、希望を感じたよ。
海翔が生きる希望だった。
海翔と一緒に居たくて、生きようって
海翔と一緒に笑いたくて、生きようって
そんな風に思って頑張って生きたよ。
海翔がこの手紙を読んでいる時には、私はもうこの世に居ないんだと思います。
でも、私は幸せだったよ。
いっぱいいっぱい幸せな思いさせてくれてありがとう。
たくさんの思い出をありがとう。
本当は、ごめんねって言わなきゃいけないこともいっぱいあるのにね。
でも、遺書だからありがとうだけ書かせてください。
海翔、もしかして泣いてる?
泣いてるなら、もう泣かないで。
私のために泣いてほしくない。
私のために笑って。
笑った海翔が私は好きだから。
私ね、夢があったんだ。
それは、海翔と結婚すること。
もしも、この夢が叶わなかったら、代わりに叶えてください。
海翔が他の女の子に取られるなんて本当はすっごく辛い。
でも、私のために恋も我慢する海翔を空から見るのはもっと辛い。
私は空で海翔の幸せを願ってます。
私のこと忘れないでね。
そして、生きていることに感謝してください。
こんな病気になった私だからこそ、命ってどれだけ重いのか分かる。
私は空で笑って海翔をいつまでも思っています。
海翔、さよならじゃないよ?
またね!
海翔への思いは、永遠に___。

海翔を愛す璃那より。

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