永遠の愛~日記から伝わる思い~
ーガラガラー



私は診察室のドアを静かに開けた。




「璃那さん・・・。ココに座って。」



『はい。』



「君には、自分のことを知る権利がある。」



『先生、嘘はつかないで下さい。私、何を言われても受け止めますから。』



「そうか…。君の病気はね…、慢性白血病というんだ。」



『…っ、はい。』



「これから、辛いことも多いと思う。だけど、希望は捨てちゃ駄目だ。わかったね?」



『はい。』



「君は、結構進行してるんだ。骨髄移植って知ってるかい?」



『はい…なんとなくは。』



「そうか。君は骨髄移植をすれば治るはずだから。まず、君の家族に骨髄が一致する人が居ないか調べるから。」





『はい・・・。お願いします。』


私は、そう言って頭を下げた。
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