MAGIC☆MAGIC


「俺はただこいつの将来を心配しただけだ」


魔法使いなんて迷信を信じて大人になれば、それこそろくな大人にならない。



「魔法なんてあってたまるか」


紫苑の言葉に慶は首を傾げる。



「…なんか…大丈夫?魔法って…紫苑からそんなファンタジックな言葉が聞けるなんて…」


慶は苦笑いを浮かべた。憐れみの笑いだ。




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