MAGIC☆MAGIC
「東野 紫苑」
「へ、へぇ〜東野君ね。了解!」
なにが了解なんだ!!なんも了解してないよあたし!!
どーすんのさ。この危機どうするのさ。記憶の抹消は魔国憲法で禁止されてるし…。
「……お前さ…朝…」
「あああああ朝!!!?しょ、食パン食べたよ!?」
席から立ち上がって叫んだ。
おわぁ…恥ずかしい…。あたしもう終わりだ…。
さよなら…始まったばかりの人間界生活。あぁ…終わりだ……。
どよーんとした空気をかもし出していると、東野君は明らかに戸惑ったような顔をしていた。