MAGIC☆MAGIC
「あなた…後悔するわよ」
「それはどうも!」
後悔なんかするもんか。百合子ちゃんはあたしの友達だもんね!
「真鈴ちゃん……。良かったの…?」
「…え?何が??」
「あたしと友達になったら…」
あぁ…わかった。百合子ちゃんは多分、自分といたらイジメられるって言いたいんだ…。
「全然平気!百合子ちゃんがいるから!」
「…っふ…ぐすっ…あり…とうっ…」
百合子ちゃんもずっと辛い思いしてきたんだ。
他のクラスメイトは驚いたような、困惑したような顔であたしを見ていた。
隣の東野君は…寝ていた。
「ちょっ…えぇ!?と、東野君、東野君!?この状況で良く寝れるね!?」
信じられない精神だよ君は。まず人としてどうかと…。
「…うるせー…。変人、黙ってろ」
…変人…黙ってろ…。今日初めて会ったばかりのクラスメイトにここまで言われるあたしって…。
惨めだぁ〜……。