MAGIC☆MAGIC
「………正解です。白魔さん、良く出来ましたね」
「よ、良かったぁー…」
みんなThank you!!
皆さんのおかげでなんとか難を乗り切った。
―キーンコーンカーンコーン
「百合子ちゃん、一緒にご飯食べよ〜!!」
お弁当を片手に席を立つと、百合子ちゃんは俯いたまま動かない。
「百ー合ー子ーちゃーん?」
名前を呼んでも返事が無い。周りの人間はクスクスと笑っている。
当の百合子ちゃんは俯いたままだった。顔をのぞき込んでみる。その瞬間言葉を失った。
「…それ…どうしたの…?」
どうしたのなんて、理由は分かるけど認めたくなくてそう尋ねてしまう。百合子ちゃんはただ首を振っていた。