15歳のラビリンス
「美織!あんた、そのままで寝たの?!」
朝。
月曜日で、週の始まりだってのに朝からお母さんのヒステリックな声で起こされた。
眠い目をこすりながら起き上がると、時間は朝の5時半。
普段ならまだぐっすり夢の中だってのに…。
「家に帰ってきたのなら、ただいまくらい言いに来なさい!」
「…」
おかえりも言わずにテストの結果を要求してんのはどなたですか。
寝起きってのもあったし、ハッキリ言ってかなりウザいと思ってしまった。
無言でベッドからおりると、私は風呂場へ。
服をぬいで、乱暴に風呂場のドアを閉めると、シャワーを出して頭からあびた。