15歳のラビリンス


「うーん、でも、それってただの口実…」


「集まって何やってんだよ」



突然、声がしたから私は驚いてしまった。


よく通る声。



私の大好きな大好きな…。



「なんだよ、ジンちゃん。おどかすなよ~」


「おどかしてなんかねーよ。勝手に驚いたんだろうが」



現れたのはジン。


まだ金色の髪に派手なピアスをしてる。



だけど、相変わらず笑顔はまぶしいくらい輝いてた。


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