15歳のラビリンス
ジンの心配より、自分の受験の心配したほうがいいかもしれない。
でも、ジンがくれたこのお守りのおかげで、私は頑張れるよ。
一緒にいてくれるみたいに思えて心強い。
本当に『最強のお守り』かもしれない。
やんちゃなくせに、バカのくせに、年下のくせに。
私にとってはなくてはならない存在になっていた。
まだ中学3年生って言われるかもしれないけれど、自信を持ってハッキリと言えるよ。
ジン以上に好きになれる人は一生現れないと思う…って。
――――そして、最後の戦いが始まる。