甘い先輩と秘密の関係
校内一のイケメン

始まりは突然




『ねぇねぇ。今日、結城先輩見た~?』


『見た、見た!今日も一段とカッコいいよね~』


クラスで話すこの会話は、毎朝の日課だ。



「美羽。おはよー」


席に座っている私に声をかけたのは、親友の田中 美波。

「おはよ、美波」


「今日も結城先輩、すごいね」


「いつものことじゃん?」



もう慣れたよ。

だって、毎日のことだし。



結城先輩とは、校内一のイケメンと有名な先輩。


容姿端麗。成績優秀。スポーツ万能。



非の打ちどころがない人、らしい…。




私はいつも噂で聞くだけで、実際には見たことはない。



< 1 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop