『好き』の二文字だけで

アタシはみかげがトイレに
いくといったので

「アタシさきにちょっと外でるね!」

走って外にでた。

「あ!いた。。。」

アタシは心臓が止まるかのように
キュンとした。


ボールをシュートする
姿が

とてつもなく
かっこよかった。

Tシャツで汗をぬぐう姿も
すべて

キラキラしていた。

やっぱりアタシの眼中には

こうたしかいないことに

うすうす自分はきずいている。

でもひそかに
平林をさがしてる自分が
すこし 苦しくて
泣きたくなった。

「なにみてんの?こうた?」
「まぁね(笑)」

「ふぅふぅ」

冷やかされてることが
なぜかうれしく戸惑い

悲しくもあった。

「で、でもまじカッコイイから
みてよ!みかげ」

みかげがまじまじとみつめてる。

「ね?カッコイイでしょ?」
「まぁそらサッカーだもん
男子サッカーしてりゃ
カッコよくみえるって」

まぁ確かにそうだ。

いくらぶさいくでも
サッカーができりゃもてる。

「さ。帰ろう」
「うん」

帰ると何回も
平林とこうたの顔が

頭をいききして
邪魔だった。

でも

アタシがいまどんなきもちだか
自分でわからない。。。。


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