『好き』の二文字だけで
真実
「きりーつ。れぇー」
[おはよーございます。]
ガタガタ
つまらない担任の話しが
ながぁくすぎていく。
青色の空。
疲れきった顔のクラスメイト。
グータラしたみかげ。
宿題をやるみなか。
こそこそケータイをやる神田。
こそこそPSPをやる本田。
これ
全部
生きてるんだなぁー。
そう心から思った。
世界がおわったら
みんな死ぬんだ。。。。
アタシは
世界がおわればいいって
思ったこと。
撤回したぃ。
みんながいるから
アタシがあるって
きずいたから。
「よぉーし。チャイムなるまで
ろうかでんなよー。」
担任の声とともに
みんな一斉に
話しはじめた。
「ゆうかー!ちょっときて」
七組のさおりによばれ静かに
ろうかにでた。
あ。ちなみにアタシは六組。
「静かに聞いてくれる?」
「うん。」
「こうたとうちのクラスの加恵実
付き合ってないって!!!」
アタシは一瞬言葉をうしなった
でもすぐわれに帰り、
「な、なんで!?
どぉしてさ??」
「誰にもいわないでよ?
実は加恵実は六組の神田と
付き合ってて
でも加恵実と神田は秘密に
しときたかったらしいの。
そしたら話しがまいこんだのよ!
こうたが七組のもかってゆう子に 好かれてんのを嫌がってるって
話しが!
で、こうたは加恵実に
フェイクを頼んだらしいの!」
ペラペラとはなすさおりが
大阪のおばちゃんにみえて
しょうがなかった。
「そうだったんだ。。。」
「だから!ゆうか!
諦めなくていいんだよ!?」
アタシは
すこし戸惑いながら、
首をたてにゆらした。