『好き』の二文字だけで

諦め


次のひ

親友の佐奈実に
まっさきに
はなした。

佐奈実はだまってうなずいて

最後一言

『頑張ったじゃん
ゆうか言えたんでしょ?
ならもぅいいじゃん。』

佐奈実はニカッッと笑い。

アタシを抱きしめた。

佐奈実の暖かい笑い顔に
すこし涙がこぼれているのを

アタシはかすかに
みていた。

ありがとうね。
佐奈実。

アタシは言葉にせず
心のなかでつぶやいた。

佐奈実のぬくもりで

たくさんの涙がこぼれ
たくさんの気持ちがあふれ

そして

諦めとゆう文字が

だんだんと
アタシの中にみえてきて

もう

ダメだと


わかりはじめてきた。
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