『好き』の二文字だけで

また。いつか


こうたのことをわすれたと
言えば

うそになるかもしれない。

まだそんな気持ちである。

「みかげ!
うてッッ!」

バンッッ

スパイクが決まって喜ぶ
みかげは

キラキラと輝いていた。

みかげは
いいなぁー。

なんでもできて

なにより
男子に気に入られてる。

アタシなんか

そういつもみかげをみてると
思ってしまぅ。





「お疲れ様!みかげ」
「ありがとー」

シャカをきながら
ニカニカとみかげは笑った。

「ゆうかぁ。」
「なぁに?佐奈実。」

佐奈実は小声でアタシに

『サッカー部みてぃく?』

って言った。

アタシは戸惑ったが

すこしだけ、、、、と

首を上下に振った。

こうたへの気持ちは

好きのままだが

恋みたいな好きじゃなく

見守ってたぃ。
応援したぃ。

そんな好きにかわっていた。

言葉で説明できる
感覚じゃない。

付き合いたいとは違う

優しぃ好きって気持ち。

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