『好き』の二文字だけで
ぶくぶく息をはいて
風呂のお湯に顔をうめた。

「ぐへッごほッ」

おもいっきりお湯をのんだ。

ぁーなんでいきなり
告白??

ぅちには好きな人がいるじゃん
なんではっきり言おうと
しないの?

ねぇ
どぅして早く断らないの?

=それは平林に気持ちがあるカラ=

頭にそんな
気持ちがよぎった。

=
こうたは手の届かない
存在。
もぅどうがんばっても無理だ。

平林に逃げてしまぇ。

平林はアタシを思ってくれてる。

優しく 包み込んでくれる。

平林に 逃げろ。 =

はっ!

アタシの頭になにがうかんだのか
自分でもわからない。

でも
確かにアタシのなかに

こうたに対する
気持ちがかけたのが

体のおくから
音が聞こえるかのように

かけたのがわかった。
< 4 / 48 >

この作品をシェア

pagetop