続編☆先生が教えてくれた事
「美月、大丈夫だからな」
友也の運転で、午前3時、病院へと向かった。
さすがに夜中だけあって、車もいないし、信号も止まっている。
「大丈夫かな。赤ちゃん…」
まだ、臨月じゃないのに…。
産婦人科に電話をすると、すぐに入院準備をお願いされてしまった。
「大丈夫だよ。大丈夫」
まるで自分にも言い聞かせる様に、友也はそう繰り返すと、私の手を握った。
大丈夫だよね。
不安な気持ちを抱えたまま、ようやく車は病院へ着いた。