続編☆先生が教えてくれた事



夜間ということもあり、病院内はひっそりと静まり返っている。


そんな中、私たちは先生から説明を受け、緊急帝王切開をする事を告げられた。


説明を受ける間、震える私の手を、友也はいつまでも握りしめてくれていた。


やっぱり、一番安心できる温もりだ。


「部分麻酔ですからね。赤ちゃんの産声は聞こえますから」


看護士さんにそう言われ、頷くもやっぱり怖い…。


「大丈夫だよ。美月。赤ちゃんも生きてるんだから」


「うん。赤ちゃんに会えるって事だもんね」


握った手を離し、私は手術室へと入った。




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