続編☆先生が教えてくれた事



部分麻酔だから、先生たちの声は聞こえる。


それほど時間は経っていないと思うけれど、私には長く感じていた。


緊張と少しの朦朧とする意識の時、


「ふ…ふぎゃあ」


間違いなく赤ちゃんの泣き声が聞こえた。


う、産まれた!?


口に出したいのに、半分頭がボーッとして言葉が出ない。


すると、看護士さんが、産まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして見せてくれた。


「おめでとうございます!ほら、元気な女の子ですよ~」




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