続編☆先生が教えてくれた事
「あの、先生!」
思わず立ち上がる私を、友也はそっと制止する。
いけない、ちょっと興奮しちゃった。
ゆっくりと座り直すと、先生はにっこりと微笑んだ。
「もう大丈夫ですよお母さん。心配しないで。病気はなかったから」
「え?本当ですか?良かったぁ…」
ホッとするため息が、友也からも聞こえる。
子供を返してもらい、抱きしめながら涙が止まらなかった。
良かった。
本当に…良かった。