お嬢サマとアイドルの恋物語


   * * *



「室井さん・・・。」




室井は愛姫に袖を引っ張られた。


「どうしたんですか?愛姫お嬢様?」


「他のお店にも入りたいです。
私ウソつきになっちゃいますけどι
せっかくお買い物にきたのですし・・・。」


愛姫は上目遣いで室井を見つめた。


「ダメですか・・・??室井さん」


―ドキッ





「しょうがないですね;;少しだけですよι」





そおゆう顔、簡単に男の前でするなっつのι!!






「わ―――い★!」


愛姫には達樹の心の声なんか聞こえる分けもなく、


次の店にはしゃいで入っていった。





「俺も何ガキ相手にドキッとしてんだよι」




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