ハナミズキ...ホストに恋をした


私多分すごい顔してたんだと思うの。


リキは素直に私の前からどいてくれた。


"あぁ〜うっとしぃ-最近多いんだよね特にホストのキャッチ。"

苛々しながらも券売機に改めてお金を投入した。


切符が出てきて私は携帯を見てまたまた走り出した

"やばいやばい!!怒られちゃう"


改札に入ろうとした瞬間...


ガシッ!!!



腕を思い切り引っ張られた私はバランスを崩してそのまま後ろになだれこむみたいにしてこけてしまった。

けどなにか変な違和感

"あれ?痛くない"

その時ッ!!


「イッテェェー!!」


男の声が聞こえてきた。

私の下で頭を押さえながら苦痛の顔で私を見上げるリキ。

リキの顔見て私の苛々はマックス!!


「イッテェェーじゃねぇわ!!あんた一体何物?」


"こいつ馬鹿じゃない?"


地面に散らばった携帯、化粧ポーチを拾い集めながらそう思った。
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