ハナミズキ...ホストに恋をした
弟の陸は美容師の卵で見習いで働きにでている。
高校卒業した陸は家計を少しでも助けるために働くと言ったけど私は大学に進学をしてほしかった。
辛い思いするのは私だけで十分。だから陸に最後の最後まで説得したけど最後まで私の話しを聞いてくれなかった。
今は陸にすごい支えられている。
豪がまだ起きないから
私は先にお風呂に入る事にした。
チャポンッ
湯舟につかりながら今日一日の疲れをとる。
"でも今日のあのホストしつこかったなぁ〜"
笑顔で私の携帯を教えてって言ってきた後、絶対ホストなんかに番号を教えないって思ってたけどあまりにも真剣だったあのホストに番号を教えてしまった。
「あなたに負けた(笑)しかたなしに教えるけど必要以上にかけてこないで!!それ約束するなら教えてあげる」
そう言うとリキは
「うん約束〃」
と言って指切りのポーズをしてきた。
その姿のリキを見て私はふと思ったことがある。
【この子本当はすごく純粋なんだろうなぁ】
私は彼の指に自分の指を絡めた。
その後は普通に番号を言って彼からワンコールをもらった。
「俺の名前はリキね!!おねーさんの名前は?」
「."..誓歌だよ!!」