詩集
距離
並んで 距離縮め。
笑顔で 心隠して 横顔見つめ。
視線の先見ない様 数歩前に また開く。
その声で呼ばれるのが自分であればいいと 思ってしまう。
本当に 小さな独占欲。
手を伸ばしても 臆病で 止める。
雨が降って 傘の中 一人。
心を映す 空模様。
手を伸ばす 口を開いて 止める。
その瞳に 私は映ってないから。
私の瞳には 貴方が映るのに。
ほらまた空が 泣いている。
心痛むの隠し 何でもないと 笑う。
癒される事のない 心の痛みを抱えて。
今日もまた 距離が開く…。

end
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