君は俺のターゲット
「は―………」
俺は、別荘の自分の部屋のベッドに舞里を寝かせた。
カーテンがかかっていない
大きな窓からは月明かりが
入ってきている。
舞里も一度この部屋には
来たことがあって、
とても気に入っていた。
月明かりに照らされた舞里はキレイだ。
舞里、愛してる。
君は俺の人生を狂わせた唯一の人間なんだ。
だから、俺から逃れようとしても無駄だからね。
世界中、どこに逃げようと俺は君を探しだし盗むよ。
だって
俺はゴーストだから
そして君は
俺の大事などんなものより価値のある
ターゲットなんだから────