君は俺のターゲット

俺はその足でハワイの
別荘へ向かった。



俺の仕事は表側ではIT企業に勤めるサラリーマン。


まぁ世間ではエリートと言われる組に入っている。



その上、親父はその会社の社長。


ゆくゆくは俺もここを継ぐ身。
だけど最初は嫌で、この仕事にも嫌気がさしてた。



でもそんな時に舞里と会った。




舞里は俺と違って、仕事が大好きで誇りに思っていた。


俺にはないものを持っていて、そこに惹かれた。



女の子らしくて正義感が強くて、しっかりした瞳を持っている。



俺はそんな舞里に一目惚れをしたんだ。



会うたびに大きくなる想いは
とどまる事を知らなくて
俺は今までこれほど、自分の運命を呪ったことはなかった。



普通にただのサラリーマンならば
こんな想いをしなくて良かったはずなのに……



これも全部俺の親父のせいだ。



まぁ、やるって言った俺も
俺なんだけど...



それで、俺はいつだったか舞里にゴーストがいなくなったらどう思うって聞いたんだ。


そしたら



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