君は俺のターゲット
《警察組織の一人としてはいなくなってくれたら嬉しいよ!でも…》



《あたし個人の気持ちとしてはいなくなってほしくないなぁ……》



どうしてって聞いたら


《あたしが絶対捕まえるから!で、お父さんが奪われた物を取り返すのよ!》



そう言って意気込んでいた。



舞里らしいなって思ったよ。



だからね、舞里。俺は君のために、盗もうと思ったんだ。



でも、ごめん。



舞里の頼みでも一つだけ叶えてやれないことがある。



俺は舞里には捕まらない。



絶対に




でも、舞里のその思いは
ずっと変わらず持っててな。






舞里と付き合ってから俺は本業の方もしっかりとこなした。


舞里に負けるわけにはいかないし
俺はこの先も一緒にいるのは
舞里だけだと思ってるから



将来は結婚を考えてるし。



まだ秘密だけどな。



その時に俺も仕事は昼だけにするよ。



夜も舞里と一緒に居たいし…



家族が増えるんだから、しっかり仕事したいしな。


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