君は俺のターゲット(2)
おまけ♪
**side 舞里**



・・・・・・ここどこだっけ?



目を覚ます前に起きてきた脳で考える。



今日は何日?何曜日?


今日は仕事?




あ・・・昨日はホテルで。


○月○日(日)だ。


仕事は休み。


大事件が発生しなければ・・・。




そうして、ようやく目を開ける。




「おはよ。」


「・・・おはよぅ。」




目の前には冬路が微笑んでいた。



あたしを抱き締めていてくれた。



冬路の腕の中程安心する温もりなんてないんじゃないかなぁ?






「人の寝顔見るなんて、悪趣味。」



あたしがニヤリと笑いながら言うと



「寝ながら百面相してる人間なんて珍しいからつい見入ってた。」



と、あたし以上のたちの悪いニヤリ顔をして言った。



「百面相じゃないよ。ちょっと考え事してたの。」



ゴロンと冬路に背中を向けた。



そうすれば、冬路は必ずあたしを抱き締めてくれるから。



「何だよ。考え事って。」



ほらね。大きな腕と体であたしを包み込んでくれる。



「う〜ん・・・内緒♪」


「あっ!ゴーストじゃないだろうな?!」



あたしの肩を掴んで、冬路の方へ向かされた。




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