君は俺のターゲット(2)
だが翌日、事件は思わぬ方向へと進んだ。



朝起きてテレビをつけた俺は思わずリモコンを落としてしまいそうになった。



┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃  ゴーストからの予告状  ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛

「切り裂きジャックの事件があり、ゴーストは音沙汰がなかったのですが、どうやら復活したようですね。」


「えぇ。ですが、その予告状は嘘ではないかとも言われているんですよね?」



当たり前だろう!?


俺は予告状なんか送っていない。


なのにどうして─────?




♪―――♪―――♪――



その時突然携帯が鳴った。


苛立ちながら俺は携帯に出る。



「はい。あぁ、親父。あれは俺じゃない。」


『だろうな。舞里ちゃんのことを心配して、お前は最近パッタリとしていなかったから、おかしいとは思ったんだが・・・』


「あぁ。・・・・・・これは俺の予想だが・・・多分、張本人はジャックだろうな。」



きっと切り裂きジャックから、警視庁への挑戦状と言ったところだろう。



『私もそう思っている。だが、もしも挑戦状ではなかったら・・・』


「え?」



テレビに目をやると、内容が出ていた。



【1週間後、○○会館にて
深夜0時{人魚の涙}を頂く。
         ゴースト 】



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