LOVEらいふ
光輝side





『彼女、どうなってもしらないよ?』




その言葉だけが、頭の中をぐるぐる回る。





自分で考えろっつったって、居場所なんてわかるわけねぇじゃねぇか。





学校は探した。
あとは………………

全然わかんねぇ。
俺、彼氏失格かも。






亜矢、頼むから、無事でいてくれ。






そのとき、俺のケータイが鳴った。



相手は翔だ。
今は翔なんかにかまってる暇ねぇけど、なんか分かるかもしれねぇから一応出た。


「…もしもし」





「おい!!!
亜矢ちゃんが拉致られたって!?」






「っ!!
なんでお前が知ってんだよ!!!」



「俺の友達が優衣にパシられてたらしくて、亜矢ちゃんの居場所教えてくれたんだ!」




「まじかよ!!
それを早く言えよ!!!!
それどこなんだよ!!」




「×××倉庫だ!」





×××倉庫………。

俺は走り出した。

ここからそんなに遠くはないから、走って行けば5分から10分ぐらいで着く。









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