LOVEらいふ
その瞬間、幸子さんは大泣きだ。






「う、うわーん!!!

亜矢ちゃん聞いたぁ?

あの光輝が謝ったわぁーーー!!!」




そう叫んで、しばらく泣き続けていた幸子さん。

そりゃ、光輝だって謝りますよ。
人間なんだから。




光輝は、呆れたように幸子さんを見ていた。

なんかそれが面白くて、笑ってしまった。



それから、幸子さんも少し落ち着いて、大人しくなった。




「亜矢ちゃん、ほんとありがとう。

光輝、亜矢ちゃんに感謝するのよ?
2週間、毎日学校おわってすぐ来てくれたんだから」





「あぁ、わかってる」







「そう♪
じゃ、後は2人でごゆっくり♪お邪魔虫は退散するわねっ!」




幸子さん!全然お邪魔じゃないです!!

てゆうか、あたしの方がお邪魔虫じゃんか!!


って思ったって、もう遅い。

幸子さんは病室を出ていった後だった。






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