LOVEらいふ
焼肉屋さんでいろいろ質問攻めされたあたしと光輝は、もう疲れて二次会に誘われたけど断った。



そして今、二人で手を繋いで帰ってる。




「なんか、疲れちゃったね…」




「だな…」




なんか話す事がなくて、お互い黙ったまま歩いていた。



ふと時計を見ると、もう夜10時を回っていた。



「ちょっと遅くなっちゃったね…」



「ん?あ…もう10時過ぎてんじゃん」



「うん」



「亜矢の母さんとか怒ってるかな?」



「う〜ん…大丈夫じゃない?

一応、遅くなるって言っといたし。

それに、光輝がいるもん。

お母さん、光輝のこと大好きだし、怒ってたとしても大丈夫っ」



ニコッと笑ったあたしに、光輝は“そっか"と言って、ははっと笑った。






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