LOVEらいふ
今は始業式が終わって、3人で屋上に来ている。


「絶対だよ…。あたしも会いに行くからね…」

光輝は、明らかにテンションが低いあたしの頭に手をポンッと置いた。

「大丈夫だって。絶対行くから」

そう言った光輝の顔を見上げると、ニコッと満面の笑みをあたしに向けていた。


早紀は、そんなあたし達を見て、“じゃ、後は2人で仲良くね〜"と言って屋上を出て行った。



「仲良くって、別に喧嘩してねぇし…」




「…うん」



「俺らもそろそろ帰るか」




「そうだね…」


あたしはまだショックから立ち直れてないらしい。

光輝は今だに元気の無いあたしを見て、“機嫌直せって"と言ってあたしを抱きしめた。










< 189 / 312 >

この作品をシェア

pagetop