LOVEらいふ
「うっ…しょうがないな…」



耳塞いで、ずっと目開けなければいいんだ。









…なんて、思ってたんだけど。


そんなあたしの努力は全く意味なかった。




「「キャーー!」」

これは、紛れも無くあたしと早紀の声。

あたしたちのほかに見ている人がいなかったからよかった。




見終わった頃には、あたしも早紀も大泣き状態で。


そんなあたし達を見て、光輝と翔は呆れ顔。



「そんなに怖かったか…?」


「全くだよな」


は?頭おかしいんじゃない?
あれが怖くないなんて。


「めちゃくちゃ…怖かった…ヒクッじゃん…!」


あたしの言葉に早紀は黙って何度も頷いた。









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