LOVEらいふ
チャイムを鳴らすと、中から光輝が出てきた。
「あれ、昼から来るんじゃなかったのかよ?」
「うん、そうなんだけどね?
暇だし、ちょっと早く来ちゃった」
あたしがそう言うと、光輝は“そっか"と笑ってあたしの頭にポンっと手を置いた。
あぁ、やっぱりカッコイイ。
改めて、そう思った。
そして、中に入ったあたしたち。
「なんか、自分の部屋の家具だけかわったみたいで変なかんじ」
「そりゃ、マンションだから当たり前だろ」
まぁ…そうなんだけど。
「…………あぁっ!」
「いきなりなんだよ?」
「え?あ、いや、なんでもない」
「どっちだよっ!
まぁいいや。俺シャワー浴びてくるわ」
そう言って、光輝はお風呂場に行った。