LOVEらいふ

「ねぇ、早く服着てってば!」


全く動こうとしない光輝にあたしがもう一度そう言うと、光輝は“はいはい"と言って近くにあったTシャツを着た。



「俺、腹減ったんだけど」



「えっ?あ、あたしもお腹減った!」


そういえば、さっきからお腹が鳴りそうだったんだよね。

うん、エッチのことなんて今から考えなくたっていいじゃんか。
その時がきたら、そん時考えれば。


うんうん、と一人で頷いていると、光輝が口を開いた。

「俺、オムライスがいい」


…え、まさかあたしに作らせるわけ?

「もしかして、あたしが作るの?」


「当たり前だろ?
俺オムライスなんて作れねぇし」

まじですか。

いやー、あたし料理ってあんま得意じゃないんだよね。

まぁ、オムライスならお母さんに教えてもらったことあるし大丈夫なんだけど。







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