LOVEらいふ
ドスッという音とともに、背中にフワフワな布団の感触。


あぁ、いよいよだな。


…なーんて、思える状態じゃなくて。

あたしの心臓は、もう爆発するんじゃないかってぐらいにドキドキしていた。




「……んっ」


しばらく見つめ合っていると、甘いキスが降ってきた。


キスはどんどん激しくなって、唇が離れた時にはもう裸だった。


まだ外は明るいのに、カーテンが閉まっているせいか部屋の中は薄暗い。


あたしはあまりの恥ずかしさに、なるべく見られないように精一杯隠した。


でも、胸の前でクロスした腕は、光輝によって簡単に退かされちゃって。








< 290 / 312 >

この作品をシェア

pagetop