LOVEらいふ
あぁ、もうダメだ。
これは行くしかない…。
この2人、行く気満々だし。
――――
「うわ、超さむーい!!」
早紀が、真冬の海を眺めながら言った。
「当たり前じゃんかぁ!冬なんだもん」
「わかってるわよー!」
「で?海来てなにすんの?
つか、まじ寒いんだけど。
俺帰りてぇ」
光輝が不機嫌丸出しの顔でそう言った。
「あたしも。
海って、夏に来るもんでしょ?」
どうせ、する事ないんだし!
本当、帰りたい…。
「まぁまぁ2人とも!そんな怒んなって!!
冬の海もたまにはいいだろ!?」
「「ぜんぜん」」
夏だったら、すごいはしゃいでたのにね。