LOVEらいふ
となりで王子様スマイルを振り撒いているお兄ちゃんに1言。

「あたし、教室いくね」


「あぁ。」


その1言を聞いたあたしは、みんなから逃げるようにダッシュした。


「亜矢、おはよん♪」

教室に入ると、早紀があいさつしてきた。


「早紀、おはよーぉ」


「亜矢、朝から大変だったんだってねっ」


「えっ?なんで知ってんの?」


「もう学校中に広まってるよ!
3年のモテ王子、神崎大輝に妹がいたってねっ!」

あ、そうなの?
ってゆうか、お兄ちゃんに妹がいたこと、知らなかったんだ……。


「はぁ……もう疲れたよ」


「しっかし、ホントに亜矢だったんだね」


「え?」



「わたし、そうなのかな?って思ってたんだ♪」


「そうだったの?」


「うんっ苗字一緒だし!
まぁ、兄弟だから当たり前なんだけどねっ」



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