LOVEらいふ
―――7年前―――

『光輝、お前友達いなくて寂しいだろ〜!!
だったら俺らが遊んでやるよ!
なぁ?みんな!』


『『おぉ!!!』』

俺は、8歳の時、イジメにあっていた。

きっかけは、ホントに小さいことだった。背が小さいだとか、スポーツができないだとか。


その日、俺は学校の帰り道、1人で公園にやってきた。
その公園は、唯一俺が好きな場所だった。
家に帰っても両親は共働きで夜にならないと帰ってこない。



だから、この公園で、ブランコにのりながら木にとまっている虫を見るのが好きだった。


いつもなら、俺1人しかいない公園に、その日はクラスの奴らがいた。




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