LOVEらいふ
あーー。なんか今さら不安になってきた。
こんなにモテて、あたしなんかよりきれいで可愛い子なんてたくさんいるし。
光輝が他の子のとこいっちゃうんじゃないか、とか。



―――――――――――――
「亜矢?なんかぼーっとしてるけど、大丈夫?」


「あ、うん」


「ねぇ、学食行こう♪」



「うん。……って、え?」



「なに?どうしたのよ?」



「もうお昼!?」




どうやら、あたしがぼーっとしてるうちにお昼になっていたらしい。



「そうだよ!亜矢、ついに頭おかしくなっちゃった!?大丈夫!?」


そう言って、早紀はあたしの両肩をがっちり掴んで前後に激しく揺らす。
あ、あの、ちょっと早紀さん。
あなたのせいで頭がおかしくなりそうですよ!


「さ、早紀!大丈夫!おかしくなんてなってないって!!」


ピタッと早紀の動きが止まる。


「ご、ごめん亜矢。
なんか悩み事でもあるんでしょ?」


「へっ!?」


なんで、早紀にはなんでもわかっちゃうんだろ。


「お昼食べながら聞いてあげるから行こう!」




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