初恋。
早く行かないといけないのに…!


「だっ、誰か居ないかな…っ?」


『居るょ♪』


「きゃぁぁあああぁぁぁあああ!!!」


う、うううう後ろから声がっ!!!


『うるさっ…。』


慌てて後ろの人物を見る。


スラッとした体系に…


サラサラでふわふわな黒髪…


瞳ゎ、二重で大きくてパッチリして…


簡単に言うと、スッゴいイケメン!!!


『な、何…?;;;』


「へっ、あ、えと…!;」


ヤバい、見とれてたぁー!;;;


『君さぁ、中学生?』


「なっ、違います!!!!」


人が気にしているコトをー!!!


『もしかして、1年生?』


「そうです!私ゎ、高校1年生です!」


『そっかー、ごめんね?』


首を傾げて、私の顔を覗き込んでくる


勿論、覗き込むから上目遣いなわけで…


「っ///」


ちょおーー可愛い!


カッコイィケド、仕草が可愛い!


「って、入学式!!!」


『入学式行くの?連れて行こうかー?』


「え、本当ですか?!」


『うん♪』


うっ、笑顔が眩しい…!


「ありがとうございます!あの…アナタゎ何年生ですか?」


『俺ゎー1年生の、藤伊涼真(とうい りょうま)!』


「1年生っ?!み、見えない…」


『やっぱり?よく言われるんだょなー…』


あ、何かコンプレックスだったかな…?


『あ、そうだ君の名前ゎ?』


「私ゎ、麻戸井愛花です♪」


『愛花ちゃんね、よろしくー♪』


「はい、よろしくお願いします!」


『敬語使わなくてイィでしょ(笑)』


「へ?あ、うん…」


涼真君って何か、明るくて友達多そうだなぁ…。


って、あれ?


「教室…?」


『うん、入学式終わったし♪』


「嘘ぉぉぉおおおおぉぉお!!!」


『だからうるさいって…;;;』

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