君とれいんぼー
2人で借りたマンションに帰って
表札を付け替えた。


「矢倉…まだやっぱ違和感だなぁ…ふふ」


「お前これから一生矢倉なんだから。早く馴れろよ」


「えへ、なんか一生矢倉って嬉し。ちょっと早いけどお昼食べない?お腹すいちゃった」



台所に立つ美夜の後ろを眺めながら
この風景を死ぬまで見られるのか、と思うと
妙に心が温かくなった

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