【続】君と私の距離〜それぞれの3年間〜(仮)
なんだかいつもふざけてる
駿也が大人に見えて
焦ったけど嬉しかった


俺にとっても駿也は
大切な友達だから


「そんで?
お前はこれからどうすんの?」


「そうなんだよな
これから…か」


「今すぐ愛理のとこ
行けばいいんじゃねーの?」


「いや…今の中途半端な
ままじゃ無理だ


それにさ色々考えてみて
俺ってなんか自分で
思ってたよりガキだった
んだ


だからこのままじゃ
行けない」



「お前がそう言うなら
仕方ないけどさ
愛理は事情を何も
知らないわけだし
他の男に取られても
知らないからな」



「…その時は
奪い返すまでだ」



本当に
自然と俺の口から
その言葉が出ていた



「俺はお前
十分変わったと思う
けどな笑」


「俺も自分がこんなに
女々しい男だとは
知らなかったよ」


言ったあと
こんな話をしてる
俺らがなんかおかしくて
二人で笑いあった



それから色んな話を
して少しスッキリした



俺は俺のやり方で
愛理に認められる男に
なろう



そう強く誓った
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