Cheaters


「そこっ!いちゃつくな~」


酔った隼人さんが笑いながら
茉莉を片腕で抱きながら
私達を指差してくる


「お前達だっていちゃついてんじゃねえかよっ」

「俺らはいいんだよっ

てか、ねみいんだよ
テレビ消してー
電気消してー寝るぞー」

「早くねー?
まだ1時にもなってねぇし」

「俺、明日仕事よっ」

「え?隼人仕事なの?」


隼人に抱きつきながらうとうとしていた
茉莉が目を覚ましてきく


「わりぃな
明日目覚めたら慶太に
家まで送ってもらって」

「あー、うんわかった」

「有希ちゃんもごめんな
自分ちでも茉莉んちでも
どこでもいいで慶太に送ってもらってな」

「あ、はい」

「俺朝勝手に出てくから
みんなゆっくり寝ててー
茉莉、鍵よろしくな」


と言っていきなり電気を消して
テレビを消した


茉莉と隼人さんはベッドで
仲良く寝てて

残された私と慶太さんは
カーペットの上で雑魚寝するわけで
必然的に隣にくっついて寝てしまうわけで

優也のことを考えつつ
浮気じゃないしと自分に言い聞かせる


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